大声のすすめ。を読んだ感想。居酒屋ですいませんと言っても店員に無視される人のための本でした。

ちくわになれ!!

冒頭でそう言われて、えーー!?ってなる本です。

大声、出せないんですよね。普段から話し声が小さい方なのです。

話していても聞き返されることが多いですし、お店に入った時にとても困ることがあります。

それが、店員さんに気づかれないってことです。

注文をしたい。何か聞きたいって時に店員さんを「すいませーん」って呼びますよね。

「注文お願いしまーす!」って言いますよね?

でも気づいてもらえないんです。どうしてなんでしょうか?

大声のすすめ。 乙津理風 著

この本には「大きな声を出すコツ」が書かれています。

それさえ身に着けてしまえばもう店員さんに無視されることはないんじゃないか!そう思って読みました。

 大きな声を出せるようになると良いことがいっぱいある。

大きな声を出せるようになると、

彼女ができたり、転職がうまくいったり、仕事が増えたり、積極的な性格に変わったり、ストレスがたまらなくなったり、明るくなったり、誤飲がなくなったりするそうです。

いやーすごい効果ですね。

大きな声を出せるようになりたい!って思います。けどけっこうこじつけというかまあポジティブに考えていくとそうなるって感じです。

一番簡単な大きな声を出す方法

手っ取り早く、大きな声を出す方法を知りたいんだよ!って思いながらページをめくっていたのですが、一番最初に書かれていたのは、

声を届けたい人のもっと後方10mくらい後ろの人に絶対に伝えなければならないことがあると仮定して手を使って指し示しながら声を出す

っていう方法でした。

なるほど、その人に届くようにって思って声を出すのと、そのもっと後方に届くようにって声を出すのとでは出す音量が違ってきますよね。

ふむふむ。店員さんに向けてじゃなくて、店員さんの奥の料理作ってる人に伝えるつもりで呼べばいいのでしょうか?

ちくわになれ!

この本の肝である、ちくわ発声法がでてきます。

肝心なところなので、説明はさけます。気になる方は読んでみてください。

簡単にいえばちくわみたいになって声を出せってことです!

そうすると簡単に声が出るらしいです。

大切なのは姿勢、目線、ちくわです。

声を出す上で大切なのが姿勢、目線、ちくわって書いてあります。

といいますか、ちくわってのがもう姿勢のことだと思うのですよね。

目線もちくわの一部じゃないのでしょうか?

下を向いていたらちくわ体勢をとれません。

なんとなくコツはわかった気がするけど実践しずらい。

この本の問題点は、大きな声を出す方法が書いてあるのですが、練習しにくいってことです。

だって部屋でいきなり大声を出すのは、ちょっと、です。

なのでこの本でもカラオケボックスとかで練習したらどう?って書いてあるのですが、この本を実践するためだけにカラオケ行くのもなぁと思います。

なんとなく理論はつかめた気がするのですが、問題がもう一つ。

どうせなら、座った状態での発声法を書いておいて欲しい。

それは、この本に書かれている大きな声を出す方法が、基本的に立った姿勢で行う方法だということです。

あれ?私はこの本読んだきっかけってなんでしたっけ?

お店で店員さんに声をかけて気がついて欲しいってのがありました。

お店で店員さんに声をかける時って基本座っています。座ったまま大きな声を出す方法教えてよー!!って思いました。

基本が立ったままなので、それを身につけたら座っていても大きな声を出せるのだと思うのですが、ちょこっとでいいので、座ったままで大きな声を出すコツを書いておいてくれてもよかったのではないでしょうか?

着地点が詩吟なので、それはいいですって思いました。

この本を書いているのが詩吟の方なので、この本は最終的に、大きな声を出せるようになったらどうせなら詩吟をやりましょうっていう結論になっています。

けれど、大きな声を出したくてこの本を読んだわけで、詩吟にはあまり興味がないので、ふーんってなってしまいました。

私の中の詩吟のイメージは芸人さんのおかげでエロ詩吟なんですよね。

やれそうな気がするーーってやつです。

詩吟は本当にいいのかもしれませんが、そこまではいいです。ってなってしまいました。

大声のすすめ。を読んでちょっとでも大きな声が出るようになればいいなと思います。

まだ、読んだだけで実践できてないのですが、

目線がある方向にしか声は届かない。

声を出すときは手をうまく使うと大きな声が出る。

肩は落とす。あごはひく。

ちくわになった気持ちで体を空洞にして声を響かせる

呼びかける相手のもっと後ろを狙う

あたりを心がけてみたいと思います。

ちょっとは大きな声が出るようになるといいなぁ。

 

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